誤飲に注意~実例~

誤飲に注意~実例~

こんにちは、愛玩動物看護師の松田です🐇

先日、待合室にベネッセさんから頂いた【愛犬の食べ物NGポスター】という資料を置いてみたところ、

多くの飼い主様が興味を持ってくださったようで、あっという間になくなってしまいました😲

(非常に見づらいですがこんな感じのものです)

 

食べ物の中には、人にとっては無害でも、わんちゃんやねこちゃんが食べると中毒を起こし、

場合によっては命にかかわるようなものもあります。

また、わんちゃん、ねこちゃん共通でダメなもの、

わんちゃんは良くてねこちゃんはダメなものもありますので注意が必要ですね。

他には観葉植物なども危険なものが多いですし、アロマオイルやルームフレグランスなどをご自宅で使われる方も多くいらっしゃいますが、

わんちゃんやねこちゃんは精油を解毒する力がないので使用は控えていただくのがお勧めです。

 

べ物だけじゃない!誤飲に気を付けて

わんちゃん、ねこちゃんが食べてはいけないものは食べ物に限ったことではなく、

むしろ、食べ物ではないものを食べてしまったらそれこそ大変です❕

昨年1年間で当院で誤飲を診察した件数は食べ物も含め45件、そのうち2例は開腹手術となりました。

(ちなみに最も多い誤飲はタマネギ、続いてチョコレートです)

誤飲で来院される方の中には『確実に食べている』という方は意外と少なく、

検査をしたら異物だった、どうにもおかしいので開腹したら異物だった、ということも少なくありません。

むしろ開腹手術に至る場合、飼い主様がペットの誤飲に気づかれていない事の方が多いです。

 

飲したものの例

こちらが当院での開腹手術により出てきた異物の一例です。

 

  • 石 (犬)
  • 不織布(マスク・ガーゼ等) (犬・猫)
  • ストッキング (犬)
  • ジョイントマット (犬・猫)
  • おもちゃのねずみ (猫)
  • 紐 (猫)
  • ビニール (犬)
  • 竹串 (犬)

ゴムや紐などを食べてしまう猫ちゃんは多いですが、紐は消化管内で詰まる危険性が高く、非常に危険です。

お尻から出てきた!というのはたまたま運が良かっただけのことであって、下手すると命を落とすことになりかねません。

↓手術で取り出した網紐(猫)  

 

↓手術で取り出したビニール(ダックスフンド)

その他、 開腹には至らずとも、

湿布、釣り針、待ち針、靴下、梅干しの種、銀杏、丸呑みした犬用ガム、等、

催吐処置でなんとか難を逃れたわんちゃんねこちゃんもいます。

これも運よく吐き戻してくれただけであって、出なければお腹を開けて取り出す必要があります。

特に湿布は飲み込んでしまうと消化管内で詰まる危険だけでなく、湿布に含まれている薬剤も合わせて危険です。

不思議なことに、あんなスースーする臭いが意外と好きなわんちゃんが多いので、

使用後の湿布を適当に放置しないようお気をつけ下さい。

 

べられたらまずいものは置かない!

誤飲されないようにするにはとにか食べられないように気を付ける!これしかありません。

恥ずかしながら、実は私の愛猫も紐を食べてしまいお腹を開けたこともあるので、

あまり偉そうなことは言えませんが…。

(ちなみに我が家はパーカーの紐を食べられました。いつ食べたのか気付いておらず、猫が何度も吐いた中に紐のかけらがあったことで発覚しました😥)

開腹手術になると消化管の受けたダメージなどにもよって大きく変わりますが、1週間前後は入院となり、費用も高額になってしまうことがほとんどです。

なにより、大事なわんちゃん、ねこちゃんが苦しい思いをすることになります😭

誤飲は飼主側が気を付ければ防げる可能性が高い事故です。

おもちゃは出しっぱなしにしない、わんちゃんの散歩中はリードを短く持ってコントロールするなど、

あたらめて誤飲について考えてくださるとうれしいです。