難抜歯攻略with マイクロスコープ

難抜歯攻略with マイクロスコープ

猫の癒着歯の抜歯に続き、今度はマイクロスコープを使った難抜歯の実習に行ってきました。

獣医師向けのセミナーで講師を務めるハイレベルの先生方も参加するほど、専門的で難易度が高く、かつ人気のため数分で完売する実習で、前回は参加できず…やっと今回念願叶って参加できました。

不意に訪れる最悪の事態、残根(歯の一部)が鼻腔内、下顎管(顎の神経や血管が通ってる)に落ちた事を想定しての実習でした。スタッフの方が作った、ネコの下顎模型の下顎管に市販のカニカマボコを埋め込こんであるもので、ひたすら抜歯の練習です。カニカマボコは神経や血管なので、それを傷つけたらアウトなのです。

講師の先生に冷やかされたり褒められたりしながら、朝から夕方までひたすら歯と格闘してきました。

この実習で学んだ技術を日々の診察に活かしていきます。

実習に使った模型は持ち帰り可能でしたので、敬央先生にも練習してもらおうと思います。