【重度歯周病】ダックスフンド 12歳9か月
【重度歯周病】ダックスフンド 12歳9か月
歯茎が腫れぼったく、口臭が酷いとご来院されました。
以前から予防接種などで来院された際に口の診察はしており、歯石除去や歯周病治療のお勧めはしていましたが
今回腫れたことをきっかけに手術を決断されました。
6年前の記録
6年ほど前の記録。(当時6歳)
犬歯はすでに歯石がついていますが、奥歯は軽度の歯石付着です。
4年前の記録
4年ほど前の記録。(当時8歳)
犬歯はもちろん、他の歯にも歯石が確認でき悪化しているのがわかります。
治療前
4年前からさらに悪化し、上の歯、下の奥歯には重度の歯石が堆積しており、そこに当たる口の中の粘膜も炎症を起こしているのが確認できます。
これはご飯を食べるのも痛いですね。
治療後
上の歯は前歯も含め、左右すべて抜くことになりました。ほとんどの歯がなくなることになりましたが、術後2週間後の再診の際には飼主様からは
ご飯をよく食べるようになった!との声をいただきました。
(さらに数日後には痛みもなくご飯を食べられるようになったのがよほど嬉しかったのか、ごみ袋をあさってしまったとのこと…。食欲が出たのはいいことだけれども、誤飲にはくれぐれもお気を付けください!)
処置時レントゲン検査①
一番大きく映っているのは右上顎犬歯
処置時レントゲン検査②
写真中央に映っているのが一番大きな奥歯。骨が溶けてスカスカになっています。