【歯石除去(温存)】トイプードル 4歳3か月

【歯石除去(温存)】トイプードル 4歳3か月

歯石除去を検討中ということで来院され、まずは無麻酔の状態で軽くお口の中をチェックしました。

毛がかぶって見えにくいですが、まだ4歳3か月と若い年齢にもかかわらず上の奥歯にはかなり歯石が付着しています。

また口臭の程度を測る検査を行いました。

試薬が赤く染まる程口臭の程度が酷いと判断します。

全体的に歯石が分厚くが付着しているようには見えませんが、

今回は真っ赤に染まり結果は4-5程度と、口臭がかなり酷いという結果です。

口臭=歯周病の程度ということではありませんが、一つの指標として検査を行っています。

 

年齢がまだ若いこと、ご自宅で歯ブラシを使用したデンタルケアが可能であることから

なるべく歯を抜かず温存したいという飼い主様のご意向を尊重しての処置を行うこととなりました。

処置前の様子

麻酔下で歯周ポケットの深さを測定したり乳歯が残っていないか、逆に欠歯はないかなどを確認します。

レントゲン写真

一番大きな歯のレントゲン写真です。前後の歯との隙間がなく生えている為重なっている部分に歯石が付着しやすい状況になっています。

歯石除去、切削処置後の様子

歯と歯の間を削る切削という処置を行っています

治療前

上顎は犬歯より後ろの歯は全体的に歯石が分厚く付着しており、歯肉炎を起こしています。

治療後

歯肉の腫れはあったものの、まだまだ温存可能であった為すべての歯を残すことができました。
しかしながら今後はこの白い歯をキープするためにご自宅でのデンタルケアと、定期的な歯科検査が必須となります。
飼い主様の頑張りが非常に重要です。

余談※歯の奇形

下の歯のレントゲン写真です。
一番大きな歯の前(左側)の歯は本来ならば大きな歯と同様に根っこが2つ(双根)になっているはずですが一つ(単根)になっています。
だからどうということはありませんが、レントゲンを撮らなければわからないことでした。
この子は同様の歯がほかにも数本存在しました。